ツクッタヨ

RECORD No.020 整理する

捨てていい?

ステテイイ

書類・モノ・データの「捨て時」を、条件を数問えらぶと判定してくれるサイト。法律で必要な保存と、念のための保存を必ず分ける。

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  1. 01 条文リンク39本・18法令を全部当てた。すべて実在する条を指していた
  2. 02 資料110件すべてに最終確認日。リンクも全部たどり着けた
  3. 03 4ページに開発中の言葉が出ている。1ページに英単語が残っている

SCREEN suteru.az-arte.com の画面を切り抜いたもの 1160×652

トップページの「この3つ、勘違いされています」の節。「給与明細は3年保存しないといけない」に取り消し線が引かれ、「保存義務があるのは会社です」と続く。同じ形で「確定申告に使うから源泉徴収票は取っておく」→「2019年4月から添付は不要です」、「SSDも磁石や消去ソフトで消せる」→「どちらも効かないことがあります」が並ぶ。
Fig.01 ★ 「よくある言い方」を先に否定してから、正しい形を出す。 🔴 左の1つは労働基準法109条の原文で確かめた。義務は使用者にかかる。
当てた条文リンク
39本
18法令ぶん
指す先が無かった
0本
全部その条が在った
資料
110件
全部に最終確認日
言葉の漏れ
5か所
🔴 開発中の言葉と英単語

何ができるか

「これ、もう捨てていいの?」に、条件を数問えらぶと結論が出るサイトです。 給与明細・通帳・保証書・古いスマートフォンなど、いま25件を扱っています。

★ 芯は「法律で必要な保存」と「念のための保存」を必ず分けることです。 しかも誰にかかる義務なのかを書き分けます。 トップに置かれた例が分かりやすい形になっています。

「給与明細は3年保存しないといけない」 → 保存義務があるのは会社です

🔴 これを原文で確かめました。 労働基準法第109条は「使用者は、労働者名簿、賃金台帳及び…を五年間保存しなければならない」。 保存義務がかかるのは会社で、受け取った本人ではありません。 「3年」のほうは附則第143条第3項で、109条の「五年間」を 当分の間「三年間」と読み替えるという規定でした。 賃金の請求権も同じ条で「当分の間3年」。 ⭐ サイトはこの「当分の間」まで書いています。落としているサイトが多いところです。

🔴 出典の作りを全件で当てました。 25ページに書かれている e-Gov 法令検索へのリンクを全部集めると、 39本・18法令ありました。法令の全文を落として、 リンクが指す条が本当にその法令に在るかを1本ずつ確かめたところ、 39本とも実在する条を指していました。

中身も抜き取りました。所得税法第226条は 「その年の翌年一月三十一日まで(年の中途において退職した居住者については、 その退職の日以後一月以内)」——サイトが書いているとおりです。 健康保険法第193条の「二年」も一致しました。

⭐ 資料は110件で、全部に最終確認日が付いています。 こちらから109本(重複を除く)に当たったところ、全部たどり着けました。

⚠️ 言葉の漏れが5か所ありました。 4ページの更新履歴に、開発中の言葉がそのまま出ています。 「recovery_kind は D-050 の手順で thing とし、段階は impossible」—— 項目名・決定番号・列挙値が読み手の画面に出てしまっています。 もう1つは給与明細のページで、「控除額が month 単位で分かる」と英語のままでした。

SCREEN suteru.az-arte.com の画面を切り抜いたもの 790×720

給与明細のページの「条件別の結論」。「ある・気になることがある → まだ保管してください」「3年たっていない/取り直せない・分からない → 条件を満たせば捨ててOK」「3年たっていない/取り直せる → データ化してから捨ててOK」のように、条件の組み合わせごとに結論と理由が並んでいる。
Fig.02 ⭐ 考えられる場合を全部並べてから、当てはまるものを強調する。 ★ 自分の答えが変わったらどうなるかも、同じ画面で読める。

SCREEN suteru.az-arte.com の画面を切り抜いたもの 790×930

源泉徴収票のページの「根拠と最終確認日」。所得税法 第二百二十六条、国税通則法 第二十三条・第七十四条などが e-Gov 法令検索へのリンクつきで並び、それぞれに最終確認日(2026-08-21)と、「その根拠が、今回の判定にどう関係しているか」の一文が付いている。
Fig.03 🔴 この形のリンクを39本すべて当てた。 どれも実在する条を指していた。⭐ 「判定にどう関係するか」まで書いてあるのが効く。

原本に当てた

照らしたもの 結果 中身
条文リンク 39 / 39 民法・労働基準法・所得税法・国税通則法など18法令。すべて実在する条だった
条文の中身 4 / 4 労基法109条・附則143条3項・所得税法226条・健康保険法193条を原文で読んで一致
判定ページ 25 / 25 すべて 200。出典と最終確認日が全ページにあった
資料の数 110 / 110 「110件」の表示どおり。全件に最終確認日が付いていた
資料への到達 109 / 109 重複を除く109本すべてに届いた(1本は 202 だが実質到達)
分野の件数 12 / 12 トップの件数が、各分野のページの掲載数と一致した(合計37=25件の重複所属)
開発中の言葉 4 ページ 🔴 更新履歴に recovery_kind・D-050・thing・impossible が出ている
訳し忘れ 1 か所 🔴 給与明細のページに「控除額が month 単位で分かる」と英語のまま残っている

★ 2026-09-06。判定ページに書かれている e-Gov のリンクを全部集め、 法令の全文を API で落として、その条が実在するかを1本ずつ確かめた。資料一覧の110件にも、こちらから順に当たった。

分野ごとの掲載数(合計37=25件が複数の分野に入る)

  • お金・税金 12件
  • 仕事 6件
  • デジタル 5件
  • 家電・買い物 4件
  • 銀行・カード 3件
  • 保険・年金 3件

★ トップに出ている件数を、各分野のページを開いて数え直した(2026-09-06)。 12分野すべてが一致した。⚠️ ただし 2分野(車・自転車/相続・遺品整理)は0件で、見出しと説明だけが置かれている。★ 12分野あるように見えて、中身があるのは10分野。

向いている人・向いていない人

向いている人

書類を捨てるかどうかで迷っている人。 ★ とくに 「会社の義務」と「自分の義務」を取り違えていないかを確かめたい人に効きます。保存期間の一覧はどこにでもありますが、誰にかかる義務かまで書いてあるものは少ないです。⭐ 考えられる場合を全部並べるので、自分の条件が変わったらどうなるかも読めます。★ 捨て方まで扱っているのが実務的です。SSDのページは、磁石が効かないこと・上書きが届かないこと・暗号化の鍵を捨てる方法・チップを割る手順まで、NIST SP 800-88 と総務省の案内を挙げて書いています。

向いていない人

扱っているのは25件だけです。 ⚠️ 12分野あるように見えますが、車・自転車と相続・遺品整理は0件で、見出しと説明だけが置かれています。★ 中身があるのは10分野です。 ⚠️ 個別の判断はできません。 サイト自身が「一般的な内容です」と断っており、もめている案件・相続・税務調査のような場面では、結局は専門家に当たることになります。★ 答えが足りないときは「要確認」で止まる設計なので、 結論が出ないまま終わることがあります(誤って捨てるよりは良い、という考え方です)。 🔴 開発中の言葉が画面に出ています。 25ページのうち4ページの更新履歴に recovery_kind・D-050・thing・impossible といった内部の言葉が並びます。読み手には意味が分からず、★ 「一次資料で確かめている」という看板と、見た目のちぐはぐさが出ます。 給与明細のページの「month 単位」も同じたぐいです。

触ってみて気づいたこと

⭐ 出典に「この根拠が判定にどう関係するか」まで書いてあります。 所得税法第226条なら「義務が会社(支払者)にかかること、交付の期限が翌年1月31日 (中途退職者は退職後1か月以内)であることの根拠」と、 条文と結論のつなぎ方が1行で書いてあります。 ★ 出典を並べるだけのサイトとの差はここでした。照合がとても速く済みました。

⭐ 「答えが足りないときは結論を出さない」を正式な判定にしているのも良い点です。 「誤って必要な書類を捨ててしまうほうが、はるかに困る」と理由まで書いてあります。

🔴 開発中の言葉について、もう少し。 出ているのは取扱説明書・年賀状・商品の空き箱・家電の保証書の4ページで、 いずれも更新履歴の欄です。 「recovery_kind は当初 thing を想定していたが、見出しが自然に読めないため reissue に改めた」のような、作り手の作業記録がそのまま載っています。 ★ 更新履歴に何を書いたかを残すのは良いことなので、 言い換えれば済む話です(「捨てたあと手に入れ直せるか、の分類を見直した」など)。

⚠️ こちらが確かめられなかったこと。 当てたのはリンクの指す先と、条文4か所の中身までです。 「その条文からその結論が出るか」という法的な当てはめは確かめていません。 ★ 判定の分岐そのものも、画面に全部並んでいるものを読んだだけで、 条件の組み合わせを機械で総当たりしてはいません。

確認の記録

いつ、何を見て書いたかを残しています。 確認していないことは書きません。

  • ★ 当てたのはリンクの指す先と条文4か所の中身まで。「その条文からその結論が出るか」という法的な当てはめは確かめていない。判定の分岐も、画面に並んでいるものを読んだだけで総当たりはしていない。

  • 25ページに強調の印(アスタリスク2つ)が残っていないこと、 title の重複が無いこと(最長32字・最短26字)を確認した。

  • 🔴 給与明細のページに「勤務時間と控除額が month 単位で分かる」と、英語がそのまま残っていることを確認した。

  • 🔴 25ページの本文を調べ、更新履歴に開発中の言葉が出ているページが4件あることを確認した(取扱説明書・年賀状・商品の空き箱・家電の保証書)。 recovery_kind・D-050・thing・impossible・reissue が読み手の画面に出ている。

  • トップに出ている分野ごとの件数を、12の分野ページを開いて数え直した。 12分野すべてが一致した(合計37件。25件が複数の分野に入るため)。⚠️ 車・自転車と相続・遺品整理は0件だった。

  • 「このサイトについて」の資料一覧を数えた。110件で表示どおり。全110件に最終確認日(2026-08-21〜23)が付いていた。リンクは重複を除いて109本あり、こちらから当たったところ108本が 200、 1本(経済産業省)が 202 で、いずれも到達できた。

  • 判定ページ25件をすべて開いた。全部 200 で、25件すべてに出典と最終確認日、「実用上おすすめ」の記載があった。法的義務のある19件には「法律・制度上必要」の欄があり、義務が無い6件(古いPC・古いスマホ・SSD・年賀状・ねんきん定期便・期限切れカード)には無かった。

  • 🔴 条文の中身を4か所読んだ。労働基準法109条(保存義務は「使用者」・「賃金台帳」を含む)、附則143条3項(109条の「五年間」を当分の間「三年間」と読み替え、賃金の請求権も3年)、所得税法226条(翌年1月31日まで/中途退職者は退職後1か月以内)、健康保険法193条(2年で時効)。いずれもサイトの記述と一致した。

  • 🔴 25件の判定ページに書かれている e-Gov 法令検索へのリンクを全部集めた。 39本・18法令(民法・商法・労働基準法・同施行規則・所得税法・同施行規則・国税通則法・地方税法・消費税法・健康保険法・厚生年金保険法・国民年金法・借地借家法・割賦販売法・保険法・犯罪収益移転防止法・休眠預金等活用法・保険医療機関及び保険医療養担当規則)。法令の全文を API で落として、リンクが指す条が実在するかを1本ずつ確かめた。39本すべてが実在する条だった。

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